こんにちは、motoasu(モトアス)です。
いきなり質問です。
「オーバーワークとか慢性疲労症候群という言葉聞いたことありますか?」
簡単に言いますと
やりすぎ!!
身体や心に負担を掛けすぎて、疲労が取れなくなったり精神的に疲れている状態になることです。
スポーツの世界では多く見られる症状、病気と言ってもいいかもしれません。
自分も現役中に経験しています。
周りからは勘違いされることも多くあります。
言わせてください。
なめちゃいけません!
なので今回の投稿では
・オーバーワークとは?
・オーバーワークになりやすい人の特徴3選
・ならないようにするための対処法5選
・モトアス自身の話
・まとめ
を書いていきます。
何故、これを書くのか?
理由は自分で気付きにくいという特徴があるからです。
この投稿を読めば
・自分の生活について見直すキッカケになる
・自分を知れる
・明日からの過ごし方の参考になる
ぜひ最後まで見てください、よろしくお願いします。
まず、はじめに
モトアスって誰?
・元Jリーガー/元アスリート
・公式戦200試合以上出場
・指導者とアルバイトの掛け持ちで生活
・セカンドキャリアの壁にぶち当たり中
こちらで自己紹介もしています。
読んでもらえると嬉しいです。
それでは、いきます!!
【気づいて!】あなたは大丈夫?オーバーワークの症状と対処法5選
仕事でもスポーツでもやり過ぎは良くない。
自分は今、スポーツを教える立場になり子供たちにこう伝えています。
やる時はやって休む時はしっかり休む。
このサイクルは人が生きていく上で大切な部分だと思います。
自分はアスリートとしての競技生活の中で何回もこの同じ壁にぶつかりました。
スポーツをやっていない皆さんにももしかしたら経験があるのかもしれません。
こんな風に悩んだり、考えを持っている人の多くは量の部分ににフォーカスしている可能性が高いです。
間違ってるとは言いませんが違う考え方があります。
まず結論を言わせてもらうとオーバーワークに良い結果はついてきません。
今回は誰でも気づかないうちに陥るオーバーワークの原因と改善策を紹介したいと思います。
結果を出したい、自分を変えたい人に読んでもらえたら嬉しいです。
最後までお付き合いください。
オーバーワークとは
オーバーワークとは仕事においては残業や休日出勤が続きそれが常態化してしまいます。
その結果、長時間労働という形になり、プライベートの時間を確保できなくなることです。
アスリート界ではオーバートレーニング症候群という風に言われています。
引用:オーバートレーニング症候群 Wikipedia ウィキペディア
働き過ぎて心も体も悲鳴を上げている状態を指します。
心身ともに疲れてしまいいつも普通に出来ていることがしんどくなったり、判断力の低下や無気力状態が続く場合もあります。
オーバワークになると心身ともに疲労している状態なので何らかの不調が出てきます。
このチェックリストに当てはまる人は注意してほしいです。
多ければ多いほど良くありません。
・慢性的な疲労感
・睡眠不足
・不眠、なかなか寝られない
・集中力の欠如
ただ、この症状が出たからといってオーバーワークですとは言い切れません。
疲労が溜まっているだけなのかもしれません。
ただ、いつもとは違う症状や長く続く症状が出ているときは注意が必要です。
またこちらの記事はオーバートレーニング症候群について詳しく書いてあります。
ぜひ、読んでください。
引用:「オーバートレーニング症候群」を見分ける10のサイン。こんな症状が出たら筋トレのやり過ぎ!
オーバーワークになりやすい人の特徴3選
オーバーワークになる人には特徴があります。
それは改善できる部分と元々の性格が関係している場合があります。
そこで、ここでは3つの特徴について書きたいと思います。
①頼まれたら断れない
周りから仕事や頼まれごとをされたら断れない人は非常にオーバーワークに陥ってしまう可能性が高いです。
タイプで言えば優しすぎる人、真面目な人、責任感が人一倍強い人になります。
特に責任感が強い人は自分を犠牲にしてもやってやりたいという気持ちになってしまうため注意が必要です。
②完璧主義者
何でも完璧にやろうとし過ぎて細かいところまでやってしまうため注意が必要です。
理想が高い人や他人の評価が気になる人ほど何を言われても大丈夫というところまでやってしまいます。
何事ももっと良くなるんじゃないかと考えてしまい結果的に効率良く物事を進められ無くなってしまいます。
③自己評価が低い
自分の能力に自信がない、自分のマイナスな部分ばかりにフォーカスしてしまう人です。
もっとやらないと周りにおいていかれる、認めてもらえないと思い込んでしまう傾向にあると思います。
アスリートにもこのタイプは非常に多いです。
休みの日なのに身体を休めずにトレーニングをしてしまう選手がいます。
こういう選手はやらないと不安になってしまうんですと言ってきます。
正直、逆効果なのにやるしかないと思い込んでしまいます。
このタイプの人は張りつめていた糸がプツンっと切れてしまいます。
オーバーワークの対処法5選
オーバーワーク(オーバートレーニング症候群)の状態が続くと疲労や精神的なストレスから体調を崩しやすくなり健康状態を維持できなくなります。
さらにひどくなるとうつ病などの病気にもかかってしまう危険性があります。
出来るだけ対策を打って本来の状態に戻す、近づけていく必要があります。
ここからはいくつかの対処法を紹介しますので今できるもの、もしくは合いそうなものを選んで実践してみてください。
これはオーバーワークになる前からやっておいた方がいいと思います。
①自分の仕事量をしっかり把握しておく
オーバーワークを防ぐためにも自分の仕事量をしっかり把握しておくことは重要なポイントになります。オーバーワークになってしまう大きな原因の一つとして自分のキャパシティ(許容範囲)を越える仕事を引き受けてしまうことにあります。
自分の仕事を把握しておくことで必要以上に無理をしません。
無理をしていたとしたら調整したりしっかり休むといった対策を早いうちから取れるので自分の状況を理解しやすくなります。
②仕事を断る、無理して引き受けない
仕事の量を把握できたら今の自分にできる仕事なのか、できなければ断りましょう。
無理して引き受けてしまうとキャパシティを超えてしまうので負担になります。
また結果が良くなければ自分の評価も下げてしまうのでいいことはありません。
ただ、自己評価が低すぎると断りすぎてしまい、仕事を頼まれなくなってしまう可能性もあるので注意が必要です。
自分自身のことをしっかり整理してください。
③上司や仲間と積極的にコミュニケーションを取る
1人で抱え込まないことが1番です。
出来ないことや苦手なことは積極的に周りとコミュニケーションを取って協力を仰ぐことも大切な対処法です。
業務や仕事が効率良く進むでけではなく、会話をすることで信頼関係の構築にもつながります。
④休みの日は仕事から離れる、発散方法を持っておく
プライベートな時間の確保をするのは大切です。
仕事を持ち込まない、休める時間を作ることをしっかり考えないといけません。
仕事もスポーツもやり過ぎは良くありません。
仮にどうしてもやらないといけない場合は時間をしっかり決めましょう。
そうすることで効率良く進めることが出来ると思いますし、過度な負担はかかりにくくなると思います。
また自分が休みを満喫出来る選択肢を持っておくことは大きな助けになります。
その時によって変わる可能性もあるので多ければ多いほど自分のストレスや疲労を軽減できます。
何でもいいんんです。考えてみてください。
⑤睡眠時間の確保
身体を休めるといったことに関しては睡眠時間の確保は外せません。
睡眠不足は集中力の低下や気分の落ち込みを誘発させるので心身ともにいい事はありません。
仕事やトレーニングの効率をアップさせる為にできる限り睡眠をしっかり取りましょう。
また睡眠の質を向上させるためにこういった投稿もしています。
ぜひ読んでみてくださいhttps://motoasulife.com/sleep/
※周りにオーバーワーク気味の人がいる場合の対処法
ここに関しては声を掛けていきなり自分の思った言葉をかけるのはお勧めできません。
なぜならその人がどのような状態か把握できていないからです。
まずはしっかり観察してあげることが大事になります。
いきなり自分が何とかしてあげようと思い過ぎると返ってそれは逆効果になってしまいます。
上で紹介させてもらった対処法はできれば自分手動でやれるのがベストです。
しっかり観察していきなり何かをするのではなくまずはコミュニケーションを取ることをオススメします。
そこから、その人が気づいていない部分のサポートしてあげるといい方向に向かうと思いますし、自分にできることが明確に分かってきます。
若手時代の経験
私自身はこれまで2回、オーバートレーニング症候群と診断されています。
最初の診断は高校3年生の時です。
サッカーが大好きで上手くなりたくて、休みの日もボールを蹴り続けていました。
試合でもいいパフォーマンスをできていたし、プロへの道も少し見えてきていた中でした。
ある日、練習していた時いつもとは違う感覚に襲われました。
頭では反応していても、足が出ない、息がすぐに上がる。
その日だけと思ったら、1週間も同じ症状が続きます。
監督に相談して、病院で診察を受けオーバートレーニング症候群と診断されました。
原因はこれというものは断定できないが、サッカーをやりすぎという診断でした。
そこから10日間くらいは軽めのジョギングのみで運動を終えるというサイクルで過ごし徐々に症状は改善されて復帰する形になりました。
ここで自分は休息もしっかり取らないといけないということを学びました。
2回目の診断は23歳の時です。
この時はプロになってから多くの壁にぶつかっている時でした。
小さな怪我を繰り返したり、人間関係でも苦しみました。
もちろんそういう時は練習でも試合でもいいプレーは多くありません。
まだ年齢的にも若かったこともあり、態度に出てしまい試合にも絡めない日々が続きました。
このままではいけない、クビにされてしまう。
なんとかしないと。
そう思った自分は軽めの練習の日も午後に筋トレを入れて鍛えたり走り込みも多くしていました。
トレーナーからの休みなさいという忠告も聞かず、自分の考えだけで身体をイジめていました。
それが、蓄積して出たのが練習試合のパスを受ける時でした。
すっとボールがブレていました。
試合中に水を顔にかけたり、目薬を打ちましたが改善が見られず前半で交代。
悔しい一日になりましたが、翌日からの練習でも一向に回復しません。
しかも、それがスタッフから見れば集中していないと判断され自分の評価も落ちていったと思います。
トレーナに相談して、後日病院で2回目のオーバートレーニング症候群の診断を受けました。
ここから1ヶ月別メニューになります。
この期間でトレーナーとも多くの時間話せて、気持ち的にスッキリしたと思います。
また、プロの世界は休むことも仕事だと先輩方にきつく言われその通りだと確信しました。
オーバーワークは心や体を疲れさせるだけでなく、自分の評価も下げてしまう可能性もあるということを学びました。
まとめ
今回は「誰もが陥るオーバーワークの原因と対処法5選」を紹介させてもらいました。
生きていく上で働くということは大きなテーマの一つです。
自分のためや家族のために働いていくことは素晴らしいことです。
ただ、ここまで書いてきた通りやり過ぎは良くありません。
それは身体や心にとって負荷ではなく過負荷になってしまいます。
自分のキャパはどのくらいなのか?
今の自分にできることって何なのか?
自分を知ることはこれからの将来にとってすごく大きなことです。
何を伸ばせるかを自分で理解することにもつながっていきます。
ぜひ一度、今までの自分を振り返ってみて確認してみてください。
今のままでよければそれはいいことですし、改善した方がいいのであればぜひ上の対処法を試してください。
オーバーワークからグッドワークに。
長い投稿、最後まで見ていただきありがとうございます。
モトアス (motoasu)
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